経営企画部 Mさん
経営企画部 Mさん 入社10年目以上

◆どのような経緯で入社しましたか
酒井興業に入社する前から、プログラマー/システムエンジニアとしてずっと働いてきました。当時は目の前の開発業務に追われることが多く、「もっと腰を据えて自分の職域を広げられる環境で働きたい」と考えて、転職エージェント経由で転職先を探しました。
前職までは自社開発に近いような仕事や、客先常駐型の開発にも従事していましたが、前職で勤めた会社が有名PCメーカーの販売代理店を兼ねており、PCのキッティング作業やお客様への納品も手掛ける機会もありました。システム開発にとどまらず、こうした経験の引き出しも酒井興業での業務に活かせるのではないかと考えていました。
私が酒井興業の選考を受けた時期は、前任者が辞めたあと社内SEの空席がしばらく続いていた頃で、当時、実際に他の仕事と兼任しながらSEの役割を務めていた方が面接をしてくれました。どのような業務が必要で、足りないのはどんな役割なのかを丁寧に説明してもらって現状を把握でき、入社後の勤務を具体的に想像できたことはとても良かったです。また、酒井興業は決して大きい会社ではありませんが、長く安定して働きたいと考えていた私にとって、社員数が少ないわりにしっかり収益を上げる実力があり、長年の安定経営を保っている点も安心できる要素で魅力的でした。
◆現在の仕事内容について教えてください
社内SEとしてヘルプデスク的な役割を担うほか、社員の皆さんが使うPCのキッティング、プログラムの改修、すでに稼働しているインフラの管理などを行います。新しいクラウドサービスなどを導入する際には、サービスの選定から運用が軌道に乗るまで一貫して関わります。たとえば、数年前には新規の営業支援ツールを導入しました。まず私の手元でサービス内容を検討して、どのような形で導入するかの提案をまとめ、社内決定を促します。導入して終わりではなく、その後どう運用していくかが最も大切な部分ですから、なるべく継続して気にかけ、関わり続けるようにしています。以降も私自身がプロジェクトマネージャーとして管理することもありますし、そうでなくても、現場で上手く運用されるように提案や助言を行います。
毎日決まったスケジュールで動くことは少なく、その日、そのとき抱えている仕事に優先順位を付けながら、臨機応変に対応するようにしています。前職まではプログラミングやシステム開発に専念していればそれでよかったのですが、酒井興業への入社後は環境が大きく変わって、多岐にわたる業務がどんどん流れ込んでくるようになり、タスクの優先順位付けやスケジュールの並行進行に戸惑うこともありました。しかしこれも、酒井興業の事業を理解するにつれて、社員の皆さんがどんなことを望むのか、どこを改善すれば喜ばれるのか想像することができるようになり、うまく優先順位付けができるようになりました。たとえば具体的な判断基準のひとつは、会社の利益を生む部門や工程を止めないことです。障害対応などが必要な場合は、特に営業部の業務、あるいは営業上必要不可欠なフローを止めないよう、即座に対応できるように心掛けています。
◆近年手掛けた仕事の中で、印象的なものはなんですか
危険物や、軍事転用されるような物が国外流出することを防ぐための輸出規制の制度を安全保障貿易管理といいます。従来、この部分の社内ルールがあまり効率的ではなく、煩雑で手間のかかるフローになってしまっているという声がありました。そこで業務改善プロジェクトが発足し、私はプロジェクトマネージャーとしてその推進を任されました。新しいシステムを構築するにあたり、現場の貿易実務をより正確に把握するため、自ら関連知識を学ぶとともに、プロジェクトメンバーから実務のフローを丁寧に教えてもらいながらプロジェクトを推進しました。いくつか改善できた点がありますが、ひとつ例を挙げるとすれば、承認作業の効率化とミスを防ぐ仕組みです。元々、PDF形式の関連書類をサーバー上に保存して、期限が切れた書類を必要に応じて逐一更新していたのですが、各々のPDF書類はいちいち開かないことには期限を確認できず、期限切れにもなかなか気づけないという状況がありました。これに関して、書類の期限を簡単に確認できるようにすることはもちろん、運用面からも実務の流れに沿って、新システムの画面上で担当者がスムーズに承認を行えるようにしました。期限切れの書類はそもそも承認作業ができない仕組みに変えたことで、不注意によるミスや漏れが起きづらくなりました。
導入後、実際に運用している社員から楽になったという声を聞くことができました。前職ではエンドユーザーと接する機会がなく、自分が作成したものがその後どう使われているのか、見聞きすることもほとんどありませんでした。今、こうしてシステムを実際に利用する人のそばで、きめ細かくニーズの聞き取りをして実態に即した設計ができること、また仕上がったあとの運用まで見守って現場の感想を聞けることは、日々の仕事の大きなやりがいに繋がっています。
◆将来どんなキャリアを目指していますか
今は、各々の業務の効率化や社員の皆さんの作業が楽に、便利になることを目指して日々仕事をしていますが、将来的にはもっと会社全体を俯瞰するような広い視野も持って全社的な提案や貢献ができたらと思っています。
社内SEという立場になってみると、人を動かすことは難しいと感じることがよくあります。伝わりやすいように相手によって接し方や言葉を変えたり、誰かに仕事をお願いするとき、頼み方や交渉の仕方を工夫したり……。元々、そういうことがあまり得意な方ではないのですが、社員の皆さんはそれぞれ本業務を抱えて忙しい中で私の要請に応えてくれるわけですから、相手の立場を気遣うことも含めて、そうした対人スキルも技術者が磨くべき大切な部分だと思うようになりました。
酒井興業には、立場や社歴に関わらず相手に思いやりを持って接する風土があります。かといって堅苦しいわけでもなく、風通しが良くて発言や提案がしやすいのは、お互いに対する敬意があるからだと感じます。自身のスキルや経験を生かして仕事がしたいという方にとっては、各々がプロフェッショナルとして尊重され、活躍できる絶好の職場です。